田中和子の区議会レポート

田中和子の意見・異見……これでは議決はできない!
今議会の議案として「建物の取得について」が区長より提案された。内容は、文京区立音羽地域活動センター用建物を230,322,814円(2億3032万2814円)で取得するものです。
旧文京福祉センター跡地を医療法人日生会が文京区から50年間の定期借地権設定契約を締結の上、日生会が介護保険老人保健施設と音羽地域活動センターの施設整備を行う。建物は11階建て、その1,2階部分が音羽地域活動センターになる。区は音羽地域活動センターの建物整備に要した費用とその面積の借地料を日生会に支払うという仕組みである。
私は合築建築物に係る経費をお互いがどのように負担するのか、議案で示された2億3千万円余りの金額の積算根拠を知りたいと思い、双方で結んだ協定書を入手し調べ始めた。協定書は3種類あり、平成26年12月15日に「合築整備事業に関する基本協定書」(別途費用に関する協定書を締結とある)、同日に「合築建築物の設計に係る費用負担に関する協定」を締結し、設計経費は床面積の按分とし、区は7,992,000円を負担するとしている。3通目は平成28年2月1日に「合築建築物の建設工事及び工事監理に係る経費負担に関する協定」には、対象建物は工事入札落札者から提出された工事内訳及び額に基づき所有する区分に係る費用を負担するとして、区は、220,320,000円を負担するとある。
ここまで出てきた設計経費7,992,000円+工事・工事監理費220,320,000円=228,312,000円となり、議案で提案された230,322,814円には201万814円足りない。丁度、この議案の審査の後に29年度補正予算が提案される。その中に地域活動センター整備費が192万2,000円(実際は192万1,714円)出てくる。しかし、それでもまだ足りない。これを総務区民委員会で問いただすと、面積按分の確認申請経費が8万9,100円まだあるとのこと。
問題は、①建物取得費として230,322,814円を一番最初に議決させ、そのあとに補正の賛否を問うこと。 順序が違いませんか。補正が万一否決されたらどうするのでしょうか。 ②何の説明もなく、金額もどこにも示されない確認申請費8万9,100円を含む総合計を議決金額として求めていること。 議決金額に何が含まれるか知らないままほとんどの議員は議決することになる。騙されてもわからない。
区は、「今後類似のこのような案件がある場合には、きちんと整理をして、事前に各委員の皆様にはご説明できるようにと考えている」と答弁した。また、私の「合築整備協定の中に、別途協定を締結し、その詳細を取り決めるとあるが、どういう協定書か」との質問に、「その辺に関しては今後明確にしていく」との答弁であったが、現在調整中で、報告はまだない。




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