田中和子の区議会レポート

「新たな公共の担い手プロジェクト」が消えた!
★重点施策の選定にあたっては、基準となる10の重点項目が掲げられています。しかし、区長が力を入れてきた「新たな公共の担い手プロジェクト」が重点項目から消えました。多様化する区民ニーズに応えるため、行政が独占的に担ってきた「公共」をNPOや個人・事業者・行政の協働により「新たな公共」として実現しようというのが狙いでした。本当の新たな公共の担い手がなぜ生まれにくいのか、なぜ発展性がないのか、費用対効果はどうかなどをきちんと分析し、公正な目で検証すべきです。
★今回の重点施策に「“中間支援”パワーアッププロジェクト」が登場しました。「新たな公共プロジェクト」の各種事業で創出された担い手と文京区社会福祉協議会が関わってきたボランティア団体・NPO団体に対して一体的に中間支援を行うというものです(総務区民委員会報告をご覧ください)。
★豊富な人的資源と地域資源がある文京区ならではの新たな形を生み出すために、区民の声を聴きつつ、政策を練り直さなければ、文京区は市民活動後支援後進区のままです。


2016(平成28)年度の重点施策は。
重点施策とは2016年度に推進する優先度の高い施策のことです。総事業数は60、その内、新規は32事業です。
●子育て・教育部門は18事業(新規は6事業) 
区立お茶の水女子大学こども園の開設、礫川公園内臨時保育所、まるごと子育て応援
未就学児童の遊び場開放事業(六義公園運動場及び後楽公園少年野球場を活用し未就学
児童を対象に外遊びの機会を提供するものです。私が総務区民委員会で求めた「園庭を
持たない保育所子どもたちのために開放を」が週1回程度の開放ですが実現します)、
大学連携による不登校解消プロジェクト、18歳選挙権に伴うシティズンシップ啓発な
どがあります。
●福祉・健康部門は10事業(新規は5事業)
介護予防・日常生活支援総合事業、生活支援体制整備事業の2つは介護保険の要支援
者に対する事業にあたります。介護人材確保・定着支援事業、区立特養の大改修、小石川福祉作業所大規模改修があります。新規といってもやらねばならない事業がほとんどです。
●コミュニティ・産業・文化部門は14事業(新規は11事業)  
新規事業が多くあります。商店街組織力強化やオリンピック・パラリンピック関係事業、無料公衆無線LAN環境の整備、自転車シェアリング事業(調査)、発見!体験!文京区の海外交流都市体験ツアー(区民を対象とした海外交流都市訪問ツアーを実施)があります。文化の香りはどこにもありません。
●まちづくり・環境事業は8事業(新規は6事業)  
ここも新規事業が並んでいます。バリアフリー基本構想重点地区別計画、巻石通りバリアフリー計画、避難行動要支援者の支援(やっと要支援者の個別計画の作成を行います。私が求め続けてきたことが実現します)、臨時災害放送局用FM装置の配備(調査)があります。
●行財政運営部門は4事業(新規は3事業)  
区政70周年記念式典、原動機付自転車オリジナルナンバープレート交付事業(区政70周年記念事業の1つです)、清掃事務所建替えがあります。
●施設関係の大規模な取り組みは6事業(新規は1事業)  
新規は小・中学校体育館等の冷暖房化が図られます。継続事業として誠之小学校、明化小学校改築、公園再整備事業(新大塚公園、台町・台町第二児童遊園再整備と須藤公園の再整備に向けた設計業務)があります。



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