田中和子の区議会レポート その1

裏ワザ的変身!
これまで何年間もC評価だった事務事業評価*が、突然A評価になるという裏ワザ的変身を遂げた事業がある。その事業は「かかりつけ医支援事業」。かかりつけ医の普及および啓発事業である。
これまでの指標は、区民からの「かかりつけ医」紹介等に関する相談件数であった。
因みに相談件数は2012年度76件、2013年度99件、2014年度104件で、補助金は150万円である。保健衛生部は自ら事業の見直しを掲げC評価をつけているが、いつまでたっても見直されないという不思議な事業である。
補助金交付要領によれば、補助対象経費はかかりつけ医紹介等に対応する窓口に要する人件費とかかりつけ医事業に関するPRとなっている。
なぜ、突然A評価になったのか。2015年度、医師会はかかりつけ医事業運営協議会のもと5つの専門委員会を立ち上げた。専門委員会は今後の事業の充実の検討と学習会の開催であり、この経費は医師会も補助対象外とされ、使途に一点の曇りもなく区別している。保健衛生部が行った事務事業評価は、指標名をこれまでの相談件数から、「委員会等の開催数6回」とし、委員会が6回開催されたから100%達成でA評価としている。なぜ、補助対象外経費事業のみを指標として
A評価とし、補助対象経費事業をまったく評価からはずしているのか。事務事業評価はこのようなあり方であってよいのか。評価をあげる「安直な姿勢」は区政に反映される。
猛省を求めた。

*事務事業評価
前年度に実施した事務事 業を対象に、担当課自らが手段や方法、資源配分等の観点から事務事業をふりかえり、その後の業務に反映するための仕組みです。文京区は評価のために指標を設定し、その達成度の高い順に評価をA,B,Cに分類しています。


田中和子の区議会レポート その2
本 会 議 で 逆 転 し た 請 願
 議会最終日の11月20日の本会議で、委員会では不採択だった請願が起立表決をもって採択されました。請願はそれぞれ所管の委員会に付託され採択・不採択が決定されます。本会議では、議長が委員会での審査結果を報告し、「ご異議ございませんか」、「なし」という簡易表決で決まります。ただし、区議会会議規則には、「出席議員五人以上から異議があるときは、議長は、起立の方法で表決を採らなければならない」という件があり、今回は自民・公明委員の多い委員会で不採択になった「特別養護老人ホームの増設」、「公衆浴場の確保」、「これ以上銭湯を失わないための方策」、「原発再稼働・輸出の中止」、「現在の羽田便の文京区上空通過の禁止と計画中の特別区通過コースの文京区上空の際の騒音対策と安全対策に万全を期する国交省への要請」の5請願に対し、文京みらい、共産党、市民の広場・文京がこの会議規則により起立表決を求め起立多数で実現しました。

◆飛行ルートに入っていないが文京区上空を飛ぶ飛行機 
 私は、5番目の請願である現在の羽田便の文京区上空通過に関する請願の紹介議員になりました。文京区上空を通過する民間航空機が多く存在していることをお気づきでしょうか。これまで区は「上空は飛行ルートに入っていないので飛んでいない」と区民の声に答えていました。しかし、請願者の詳細な測定により、東京航空局東京空港事務所は羽田の管制下で文京区上空通過を誘導していることを認めました。このようにルールなし崩しのまま、国土交通省は2020年東京オリンピックを視野に特別区上空を飛行する新経路案を発表しましたが、「はいそうですか」と頷くわけにはいきません。区民の請願はもっともです。





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