田中和子の区議会レポート

その1
政策の行き当たりばったり!「文京区立交流館条例の一部を改正する条例」
 この条例は、水道交流館、大塚北交流館、本郷交流館及び本駒込南交流館を廃止する条例です。
 「文京区行財政改革推進計画(平成24年度~28年度)」を踏まえ、耐震性が十分に確保されていないことにより廃止されます。しかし、当初(平成24年3月)、この計画には、これら4館の交流館については何の記述もありませんでした。以下の表は、平成25年第2回定例会で初めて明らかになった4館の今後の方向性と今議会で示された跡地活用です。
 なぜ反対したのか。それは交流館廃止に伴い、跡地活用を巡って近隣住民との合意ができていないことだけではありません。区は新行財政改革推進計画(平成16年度~20年度)において、高齢者施設であった寿会館を廃止し、地域住民相互の交流や世代間交流の場とすることを目的とした「交流館」に衣替えしました。しかし、第3次行財政改革推進計画(平成21年度~23年度)において、区は交流館については当初目的とした機能が十分果たされておらず地域住民相互の交流の場として多くの区民が利用できるよう整備していく必要があると記述しました。それなのに、今回の交流館廃止は住民相互の交流機能を失ってしまう館もでてきます。このような行き当たりばったりのご都合政策は、そこに集う区民を置き去りにした政策ミスと言わざるを得ません。よって交流館廃止条例には反対しました。

その2
合意ができないまま強行突破 柳町小学校教室等増設一般会計補正予算に反対
区立柳町小学校教室等増設の基本設計・実施設計に関する平成26年度の補正予算1,541万3,000円が提案されました。基本設計・実施設計には5,100万円ほどを要しますが、26年度分として1/3の額が補正額として示されました。柳町小学校教室増設については、設置場所を巡り、教育委員会とPTA等との合意形成ができないまま、子ども達が大切にし、自然や環境学習の宝庫である「やなぎの森」を壊して校舎を設置するという教育長決定がされました。
今議会でも設置場所を見直すことや、協議の場を再度持つことを求める区民からの請願4件が文教委員会で採択されましたが、本会議では数の力で請願は不採択、補正予算は成立しました。教育委員会は合意形成の努力を避け、当初は教育委員会もPTAも「この場所だけは避けよう」とした場所に教室をつくることになります。児童数は増えるのに校庭面積は狭くなる、自然や環境学習の場は失われるなど、教育環境は大きく損なわれます。自らの当初案を否定するという矛盾を犯してまで、強硬に着手してよいのか。区民の意見にもっと謙虚になるべきです。

その3
  こんなサービスはいらない 田中の質問で発覚
柳町小学校は区の水害ハザードマップで危険地域とされる場所にあり、水害時の避難所に指定されていない。
今議会に「柳町小学校の避難所としての安全を求める請願」が提出された。請願は議長の判断により総務区民委員会に付託された。内容は、「柳町小学校において、震災時だけでなく水害時にも安全・安心な避難所となるように施設の整備を求めます」というものである。内容はもっともなことである。しかし、柳町小学校の教室増設にピリピリしている区は、請願提出者に真意を確認し、さらに柳町小学校で垂直移動(すなわち1階でない教室等を使用すること)ができるなど、区の水害対策を現状で大丈夫と説明し、請願者の1名は請願提出者を降りられた。   
現在の区の避難方針と異なることを説明している。区にとってよほど不都合なことがあるからこのような行動に至ったことは十分想像できる。おまけに、某課の課長は請願提出取り消しの書類を本人に代わり議会事務局に提出してあげている。
これらは総務区民委員会での田中和子の質問に対する区の答弁で判明した。一連の行為は請願権の侵害といっても過言ではない。サービス満点のこの行為は恐ろしいことである。
残念だが、請願は、改革、自民、公明が不採択を示し、不採択に終わった。


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