田中和子の区議会レポート

実現しました!
 ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例の改正 
ワンルームマンションの建設については紛争防止に向け文京区は平成20年に条例を制定しました。この条例には、説明会の開催や区との事前協議、建築に関する基準、管理に関する基準が定められています。
条例の対象となる建物は、階数が3以上の共同住宅又は寄宿舎で、ワンルーム形式の住戸を10戸以上有する建築物でした。しかし、条例の網の目をかいくぐるかのように、2階建てで戸数が10戸を超えるワンルームマンションや住戸数が10戸以上の長屋(複数の住戸が連続している集合住宅形態の建築物で、階段、通路等を共有しないもの)が建築されるようになり、近隣住民から条例改正を求める声が上がっていました。住民の皆さんの粘り強い運動により改正が実現しました。応援をし、区に働きかけをしてきた私も一安心です。
改正の内容は、階数による要件を廃止し、住戸を10戸以上有するワンルームマンション全てが対象になります。10戸以上の長屋も対象建築物になります。また、認知症対応グループホームや障害者グループホームはこれまで適用除外の扱いをしてきましたが、障害者自立支援法の改正を視野に入れ、これらのワンルームや福祉的なワンルームのきちんとした位置づけのため規則が改正されます。


田中和子の意見・異見 その1
特別な人にだけあった「からくり」~地域手当の廃止をめぐって~
地域手当という手当をご存知ですか。民間賃金の高い都市部に勤務する国家公務員に対し、民間賃金水準や物価等を踏まえ支給される手当のことです。地方公務員もこれにならい、23区の公務員は給料月額の18%が地域手当として支給されています。ただし、この手当の導入時に一般職員の本給は減額されました。
今議会で、区長、副区長、教育長の給料の一部を改正する条例が提案されました。その内容は、①給料は特別区人事委員会の勧告に従い0.19%減額する、②地域手当は廃止するが、その分は給料と期末手当に振り分けるというものです。地域手当の廃止は言葉の上だけ。区長を例にとれば、地域手当19万3,860円は、給料に17万1,000円、期末手当に0.1か月分上乗せです。これにより、区長の給料の月額は107万7,000円から124万8,000円にアップします。給料がアップすれば退職金もアップします。区長には4年の任期が終わるごとに退職金が支払われており(議員にはありません)、現行より382万円アップし2536万円になります。
ちなみに、23区を比べると、文京区長の年収2,090万円は17位(1位は荒川区長の2,1
70万円、最下位は目黒区長の1,896万円)、議員の年収989万円は22位(1位は千代田区
の1077万円、最下位は中野区の970万円)です。
田中和子は、素直に地域手当を廃止しない区長、副区長、教育長の給料の一部を改正する条例に反対しました。


田中和子の意見・異見 その2
質が問われる子育て支援~育成室の増室をめぐって
文京区も保育園の待機児を多く抱えています。保育園児が小学生になれば必然的に育成室(学童保育所)も不足してきます。4月に千石育成室2室(定員40名×2)と茗台育成室(定員40名)がオープンします。千石育成室は子育て拠点施設(千石保育園、児童館、育成室、子育て広場を併設)内に、茗台育成室はアカデミー茗台7階に設置されます。千石児童館を指定管理者に運営させ、その指定管理者に千石育成室2室と子育て広場、茗台育成室の運営を委託します。
千石育成室は同じフロアーに児童館、育成室、子育て広場が同居することによる過密状況や遊び場の不足、茗台育成室は多数の人が利用する会議室などと同じフロアーにあり、7階までエレベーターを利用すること、トイレなど不特定多数の人と共用することなど安全面の不安、外遊び場の不足(茗台中学校の校庭は使えない)など施設そのものが育成室に相応しいか疑問を感じざるをえません。
今議会で運営事業者の選定結果が報告されました。 5事業者の応募があり、一次審査として管理運営の基本方針、事業計画、運営体制、管理経費の効率、財務状況の安定性などの書類審査と二次審査として事業者へのヒアリングが行われA事業者が選定されました。しかし、その審査内容を調べ、2位のB事業者と比べると、表に示したように、管理経費の効率化すなわち経費の縮減が事業者選定に大きく影響しました。事業内容と経費縮減のバランスをどう点数化するか、大きな課題です。

A事業者 B事業者
一次審査
 管理経費の効率 818 462
 管理経費の効率を除く項目 2284 2504
二次審査 592 720
合  計 3694 3686

 

戻る