田中和子の区議会レポート

田中和子の意見・異見その1
公有財産の貸付に個別判断があってはならない!
 
 区は旧元町小学校校舎を2009年9月から2015年8月までの6年間、学校法人順天堂に貸し付ける。情報公開で得た契約書によると、順天堂は校舎使用にあたり、@耐震診断・改修等を費用負担して行う、A事業所内保育所に10人の区民枠を設ける、B病児保育事業を行うこと等が盛り込まれている。
 貸付料は月額445万541円、計算式は(通常の貸付料−貢献分による減額(25%)−耐震診断・耐震改修等・屋上防水経費)/72ヵ月(6年間)である。減額の25%は区民のためにA、Bの事業を行うことによる。

私が、旧元町小学校を私立O学園やT学園に賃貸した時の貸付料算出根拠を求めると、区は「減額%の根拠は施設を全て区民サービスに使用するときは50%、一部使用は25%、O学園は自らの負担で変電設備と冷暖房機を設置し50%減額、T学園は減額なし」と答弁した。
 施設整備は減額%の対象ではない。順天堂とO学園の貸付料の算定は明らかに異なる。公有財産の貸付に個別事情の判断が働いてはならない。私の一連の質問に、副区長は「過去にはケースバイケースもあったが、今後は一定の基準で厳正に審議していく」と答弁した。税収の落ち込みが予想される時代、きちんとしたルールを確立し歳入確保に努めるべきだ。


田中和子の意見・異見その2
福祉センター建て替えをめぐり、突如出てきた耐震強度

 本会議質問の「福祉センター建て替え庁内検討会の検討が遅れている理由」として、区長は、教育センターの耐震強度への対応を理由の1つにあげた。
 昨年2月に発表された教育センターの耐震ランクはB1、今年5月に発表された時はB3(B3はB1より耐震性が確保されていない)だった。なぜ、1年でランクが変わるのか。  
 教育センターは旧小石川保健サービスセンターを使用しており、本館はB1だが隣接する衛生試験所を測定したらB3、ランクの低い建物を基準にするからである。であれば、教育センターとして使用する時に、なぜ耐震強度をきちんと測定しなかったのか。多くの子どもたちが利用する場である。無責任きわまりない。

 区民参画による「福祉センター建て替え地等検討協議会」は、福祉センターについては五中跡地に整備することが適切、教育センターについては建て替えの適地について意見の一致をみなかった旨の答申を区に行った。
 しかし、計画当初から、福祉センターと教育センターを五中跡地に建て替えたいことが区の意向として見え見えであった。「教育センターの耐震改修が急がれるため、教育センターも旧五中跡地に建設する」こんなことを決定するための理由探しを行っているように、私には思える。何のために区民が協議会で熱心に議論し答申を行い、付記を加えたのか。答申と付記は尊重すべきだ。




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