田中和子の区議会レポート




田中和子の意見・異見

今の区政を現わしているポケットパーク「鉄の広場」

 春日町交差点にある4つのポケットパークをご存知でしょうか。「水の広場」「石の広場」「木の広場」そして「鉄の広場」。区のみどり公園課」の説明によると「昭和63年に壱岐坂にポケットパークが整備され、都市部にある緑として好評であったため、当時の議会要望、まちづくり協議会等での検討を得て、4つのテーマを設定した」ということである。
 このうちの「鉄」をテーマにしたポケットパークは、「狭い場所に信号待ちの人が溢れんばかりになり、交通の妨げになっている」、「転んで怪我をした人がいる」など、区民から評判が悪く、撤去の要望も出されている。議会でも何度も問題になっているが、区は撤去をするどころか、対症療法を施すのみである。


←「鉄の広場」のため道幅が狭くなりスムースな人の流れが妨げられている春日町交差点。柵はあるものの、ポケットパークの中を歩くことができる。「邪魔だ!こんなのいらない!」はもっともな区民の声だ。


 よく見てください。→
 「鉄の広場」の中に男性がいます。鉄のテーブル(?)の上に何かを広げています。
 通りがかった田中が「何をなさっているのですか」と尋ねると、男性は「危ないので鉄板の周囲に枠を取り付けけたが、夏の気温の高さで接着剤が溶け、枠が外れたため修理している」と説明してくれた。


←何の工事か? 昨年12月17日にシビックセンター区民ひろばで開催された区長との「街かど対話」で地元の方から、撤去の要望が強く出された。撤去か!と思いきや、「鉄の広場」の中へ入れないように新たな柵が設けられた。鉄板の角で怪我することや、熱い鉄板にることはなくなるかもしれない。しかし、何度もお金を使っての対症療法を区民は望んでいない。

 さて、この「鉄の広場」の存在は議会でも問題になっている。みどり公園課長は、昨年議会答弁で「庁舎19階から見ると、このポケットパークはとても美しい」と答えた。19階はみどり公園課のあるフロアだ。
 区民の目線で物事を考えていない。この3月の予算委員会では、「本郷3丁目から下ってくるとき、市松模様(鉄板の並び方)が美しく見えるよう設計されている」と答弁した。田中和子は、本郷3丁目から何度も歩いてみたが、市松模様は見えない。私の身長が足りないとでも言うのであろうか。区民の撤去要望を無視して、当初のデザイン性とは異なっても、お金をかけて区の判断で存続させるというのか。区立元町公園はその文化財的価値等から区民や関係学会から存続を要望する声が大きく上がっているが、区民意見を無視し、その価値に気づかず壊そうとしている。また、新大塚公園を新設中学校の校庭として使うことについても「このような兼用工作物の事例は長崎にも出雲にもある」とよく調査しないで間違った答弁をしたのも、みどり公園課長である。区民の目線で考えず、行き当たりばったりの区政は、変えなくては!



田中和子の意見・異見2
区立小・中学校将来ビジョン(素案)は白紙撤回、地域や当事者を含め考え直そう



● 区立第五中・第七中学校へ2007年度入学を選択した生徒は、2月19日現在、五中31名、七中8名。統合校は各学年4教室で建設される。教育センターを壊し、新大塚公園を事実上校庭とし、200m離れた七中跡地をクラブ活動用のグラウンドにする計画は、教育上望ましいであろうか。区民から五中や七中での建設案が示されているが、区は区民意見を無視し、教育センター跡地での建設を強引に進めようとしている。どの規模の学校がどこに必要かを考えねば教育もお金も活きない。

● 教育委員会は当初、五中・七中統合校建設を新大塚公園で行うとしたが、教育センターの科学事業部門を旧四中跡地で東大が構想を練っている「学びの環プラザ」内で行うとし、教育センター跡地に統合校を建設することに計画を変更した。ここに来て「学びの環プラザ」構想は頓挫しているようだ。旧四中跡地には、議会への報告もなく、突然、本郷保育園の耐震工事のための仮設園舎が建てられることになった。教育センターは不遇の身にある。教育不在の学校統廃合がよく見える。

● 昭和小学校の校地拡張のため、東洋文庫と湯島総合体育館の土地を交換、湯島総合体育館を元町公園に建設する案は、都市計画審議会に元町公園の都市計画変更として諮問されたが3回目も継続審議となっている。元町公園は唯一存在する震災復興公園として文化財的価値が高い。2月13日に近藤文化庁長官宛てに、国の文化財分科会第三専門調査会名勝委員会委員9名から国の名勝指定をするよう意見書が提出された。身近にある宝には気がつかないこともあるが、区の文化財的価値に対する認識は余りにも低い。これも強引に進めようとしている。何か訳があるのかと勘ぐりたくなる。

● 3月29日の教育改革区民会議第三部会を傍聴した。「指定校変更と選択制はどう違うのか」など、あきれた質問をした学識経験者がいた。今まで何も区の現状を理解することなく委員として座っていたのか! 意見を言いっぱなしで自ら調査をかけるとか資料を要求することもない部会では、議論が研ぎ澄まされ素案を検証することなどできないように私は思う。

ドミノ倒しは1つ失敗すると連続して倒れない。小学校の大規模校をますます肥大化させてよいのか。
指定校変更が特定の小学校に偏っている現状で第二校舎建設は理念がない。宮下教育長は、「学力を向上させるため、教育環境を整えることが責務である。学校統廃合をセットにしたので反響が大きい」と雑誌のインタビューに答えているが、学力向上のための統廃合であるか否か、区民はよく知っている。



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