田中和子の区議会レポート

市民の広場・文京は2018年度予算編成及び区政への要望を区長、教育長に手渡し面談しました。12月20日



いきいきシニアの集い
高齢者クラブの皆さんの力作が並ぶ作品展です。蓬莱町会の皆さんの作品です。
11月26日
障害者週間記念「ふれあいの集い」の作品展
素晴らしい色使いの作品が並んでいます。お習字も趣があります。12月2日



友好都市への第一歩  ~ 北京市通州区を訪問 ~
衆議院選挙の終わった翌日の10月23日、台風直撃の早朝、びしょ濡れになり羽田に集合、北京に向かいました。北京は丁度、中国共産党第19回全国代表者会議の真っ最中、入国手続きに時間を要しましたが、PM2.5で視界不良であった前回の訪問時の北京とは全く異なり、視界良好、マスクなしで通州区へ向かいました。共産党大会の間は工場がお休み、かつ暖房を必要としない気候のため、PM2.5で汚染されていないとのことでした。
◆通州区の概要
通州区は北京市の南東に位置し、面積は約912km2 (文京区の約78倍)、人口は約109万人(文京区の約5倍)です。2015年7月に北京市政府は、北京市行政副中心(副都心)の通州区内設立を決定しました。行政府や企業、有名大学などの移転や新設が予定され、北京市内で今後最も発展が見込まれる区といわれています。通州区には区内を流れる大運河(京杭大運河、北京から杭州までを結ぶ総延長2500kmの運河)のうち、歴代王朝の往時の姿を留める区間水路や周辺陸上施設を含めた構成資産等が2014年世界遺産に認定されました。2019年には中国初のユニバーサルスタジオが建設が始まりました。
◆これまでの交流
2015年、北京市人民政府外事弁公室より北京市通州区訪日団受け入れの協力依頼がありました。同年9月通州区訪問団6名が来庁し文京区長を表敬訪問、その後東京大学を視察しました。12月には区長、区職員2名と日中議連から9名の議員が通州区と北京市対外友好協会を訪問しました(田中も議連メンバーとして参加)。
2016年、4月通州区訪問団5名来庁、2017年1月通州区訪問団5名来庁、そしてこの10月に文京区長、課長、職員と日中議連から6名の議員が、通州区との友好都市提携に向けた覚書調印を目的に通州区を訪問しました。
◆友好都市提携に向けての覚書調印式
 通州区区役所において、通州区人民政府区長、常務副区長らの区の幹部職員、来賓として日中友好協会副会長をはじめ、北京市外事弁公室や北京市対外友好協会、日本大使館参事官、自治体国際化北京事務所長、文京区長、区職員、文京区議会議長と議員が参加し調印式が行われた。
二人の区長による調印式 調印後、大きなテーブルを囲み夕食会が開かれました

中国では区長より序列の高い人物として共産党委員会書記がいますが、共産党大会出席のため、調印式は欠席でした。覚書は「文化・スポーツ・教育をはじめ科学・技術・健康・経済・貿易・社会発展等のあらゆる分野における交流と連携を深める。区民交流を進める。こうした交流並びに連携を通して、相互の友好関係を強化し、友好都市の提携に向けて取り組む」というものです。
2017年は日中国交正常化45周年、2018年は日中平和友好条約締結40周年の節目を迎えることから、友好都市へと発展することの希望が双方から述べられました。
◆通州区での訪問先
通州区到着後Gong Yuan小学校を訪問しました。この小学校は100年の歴史を持ち、女子師範学校の付属小学校としてスタートしており、高い教育内容を子どもたちに与えています。児童自らが学校を案内し、習字、切り絵、工作、京劇、読書感想などを披露してくれました。実演してくれた習字には圧倒されました。
小学校正門前で、一番左が校長先生
翌24日は大運河クルーズを経験しました。2000年の歴史をもつ大運河は北京への物資を運ぶ重要なルートでした。運河にそって森林公園が整備され、運河や通州区を見下ろす展望台や公園は憩いの場所になっていました。
運河を見下ろす展望台にて
その後、通州区にある「Dong Yun絹文化芸術博物館」を訪問し、中国古代の織機や織物を鑑賞しました。最後の訪問先は農業科学技術企業、オランダの技術を取り入れ大きなハウスの中で、有機栽培で野菜をつくり、付加価値の高い野菜として、特殊な流通ルートを経て販売されているとのことでした。
◆通州区を後に北京市内へ戻り市内で宿泊、25日は北京市対外友好協会を訪問し、田雁常務副会長をはじめとする主要なメンバーと昼食をともにし、懇談を行いました。私も参加した1995年の北京での世界女性会議も話題になり、友好を深める機会を持てたことは感謝でした。その後北京空港から帰途につきました。友好都市への一歩が進んだことはうれしいことです。


 
ドイツ訪問記
文京区の姉妹都市
カイザースラウテルン市を訪問しました (5月14日~20日)

カイザースラウテルン市と文京区が姉妹都市提携を交わしたのは1988年3月、来年は30周年を迎えます。
これを記念し「姉妹都市交流30周年記念事業」として、公式訪問団5名(区長、区議会議長、総務区民委員長、区職員2名)と区民訪問団21名(私は区民訪問団で私費参加)がカイザースラウテルン市を訪問しました。
カイザースラウテルン市はフランクフルトから南西に100kmに位置し、面積139km2(文京区の12倍)人口はおよそ10万人(文京区の半分)、1152年に皇帝フリードリッヒ1世により建設が始まった皇帝居城跡とプファルツ侯ヨハン・カシミールが1571年から建設を始めたルネサンス様式の城の一部が残っており、過去の歴史を垣間見ることができます。

市の紋章の大きな魚は15世紀に体長6メートルの巨大魚が捕獲され、その魚に「13世紀に皇帝が放流した」という首輪が付いていたという伝説がからきています。
歴史を大切にし、現代の都市と調和した街並み、温かい人たちとの出会い、周辺都市の視察も含め、歴史と緑を標榜する文京区にとって学ぶことが多い訪問でした。

◆最初の公式歓迎会はカシミール城のホールで行われました。
①歓迎の言葉を述べるヴァイヒェル市長 ②お礼を述べる成沢区長


◆訪問団の大きな目的の1つは、カイザースラウテルンにある難民の若者のための施設である「ガラップミューレ」(写真③)に、区民の皆様から寄せられた寄付250万円を届けることでした。祖国から逃れてきた若者が、休養し、ドイツ社会にゆっくりとなじむための空間です。ドイツ語やドイツでの生活習慣を身につけ、職業訓練を受けひとり立ちを目指します。中には大学に進学を目指す若者もいます。市の青少年スポーツ所管が担当し、資金提供をしている「仕事の支援センター」が運営しています。公式歓迎会の席上で区長から市長に目録が贈呈されました(写真④)。
 アフガニスタンからの15歳のマーディ・アーマディ君は、「ドイツで第二のお母さんができた。大学進学を目指して勉強したい」と抱負を述べました。難民に対し寛大な心で接し、成長を支援するドイツの人々と大きな困難を乗り越えドイツに来た若者の新たなスタートを応援したいと思いました。
写真③ガラップミューレの中庭 写真④目録を手渡し区民の心を伝える区長
後方は若者たちが生活する寮

◆歴史を大切にしている、落ち着いたゆったりした町でした。            
 カイザースラウテルンには、ヨーロッパ最大規模の日本庭園があります。
2000年に文京区との親善を記念して開園。この庭園を守ってくださっているシュミットさんのお連れあいは西東京市出身のたまみさんという素敵な女性で、ご一家とも友好を深めました(写真⑤)。
 2006年サッカーワールドカップの会場になったとても美しい5万人収容の「フリッツ・ワルタースタジアム」(写真➅)、有名なサッカー選手の名前が付けられています。写真⑦はスタジアムからみたカイザースラウテルンの街並みです。
 滞在最終日には保険会社がドイツ各地で開催する5kmのマラソンが行われました。カイザースラウテルンではおよそ7,000人が参加。区長も参加で完走でした。ワインの入った手押し車を引き、乾杯しながら走る走者も(写真⑧)。
 後方の建物は1846年に完成し屋内市場として使用された建物、現在はセレモニーホールとして演奏会や主要な行事に使われています。                      (田中和子)





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